松山幸生先生著
「ヘブライ人への手紙に学ぶ」
再学習
第2回目の写書を始めます。第1回目の写書は2021年8月80歳の誕生日を機して始め、予定通り2024年2月に完了しました。この間33ヶ月の修練に寄り添い励まし導いてくださった牧師森容子先生のおかげです。可能性思考の熱いお祈りに支えられて継続することができました。
そうして一通り32回の完了は致しましたが、この難解な手紙の内実をしっかり捉えられたかと言えば、自分としては覚束ない思いが続いておりました。元々の目的は「自分の信仰の立て直し」でしたが、このモヤモヤ感を解消するには、再チャレンジあるのみと決意しました。
それには、松山幸生先生もこの「ヘブライ人への手紙に学ぶ」の最終回に、「今までご一緒に学んできたことを振り返ってみても、その全てを学び尽くす事は恐らく出来ていないだろうと思います。どうぞ、また皆さん方がもう一度、皆さん方のお力で、この手紙を読み直して頂く、そして今申し上げましたような事柄を垣間見て頂くことができれば、皆さん方の信仰の励みになり、力になるのではないかと思います。」と述べておられます。
先生の勧告にも背中を押され、5倍の努力が必要な私には、再チャレンジはごく当たり前の道筋とも思われました。しかしながら、伴走して導いてくださる森容子先生にとっては、またしても相当のご苦労をおかけすることになります。忝(かたじけな)い思いですが、温かい同意のお励ましを頂き、83歳の誕生日から開始を致します。そして、この再チャレンジによって、信仰がより養われることを望み、納得の完了を目指します。
現在、残念ながら、松山幸生先生の原本は絶版であります。ですが、旧約聖書を、新約のキリストの光で福音的に理解し、かつ新約聖書を、旧約物語を例示として理解するには、絶好の名著であります。それゆえ、信仰の志を同じくする、特に若い教友の皆さんに継承できればと願い、個人誌ベストピアの連載を続けてまいります。この学びが、旧約と新約との深い繋がりをより明確化し、また、より広い知識の開示に基づいて信仰の養いが増し加えられます幸いを期待して、開始致します。
最後になりましたが、この二度目の計画をご快諾くださいました松山清子様に、心から感謝申し上げます。
2024年8月11日 小原靖夫
松山幸生先生 講述･「ヘブライ人への手紙に学ぶ」目次
| 第1回・・・2024/08 | 終わりの時には御子によって語られた | 1章1節～4節 |
| 第2回・・・2024/09 | キリストを証する七つの言葉 | 1章5節～14節 |
| 第3回・・・2024/10 | 語られた、聴いた「大いなる救い」 | 2章1節～4節 |
| 第4回・・・2024/11 | 神の御子イエスの受難と栄光 | 2章5節～9節 |
| 第5回・・・2024/12 | 人が聖なるものとなるために | 2章10節～18節 |
| 第6回・・・2025/01 | 天の召しにあずかっている聖なる兄弟 | 3章1節～6節 |
| 第7回・・・2025/02 | だから、今日、御声を聴いたならば | 3章7節～19節 |
| 第8回・・・2025/03 | 安息日が神の民に残されている | 4章1節～13節 |
| 第9回・・・2025/04 | 人間の弱さを担われた大祭司 | 4章14節～5章10節 |
| 第10回・・2025/05 | 一人前のキリスト者の生活とは | 5章11節～6章8節 |
| 第11回・・2025/06 | 私たちの信仰は神の忍耐の賜物です | 6章9節～12節 |
| 第12回・・2025/07 | 真実なる神の約束のもとに錨りを降ろせ | 6章13節～20節 |
| 第13回・・2025/08 | メルキゼデクと同じような大祭司イエス① 民の罪を執り成せる真の大祭司とは |
7章1節～15節 |
| 第14回・・2025/09 | メルキゼデクと同じような大祭司イエス② ご自身を引き裂いて贖いになられた |
7章16節～28節 |
| 第15回・・2025/10 | 偉大な大祭司･神の子イエス① 更にまさった契約の仲介者 |
8章1節～13節 |
| 第16回・・2025/11 | 偉大な大祭司･神の子イエス② ただ一回限りの永遠の贖い |
9章1節～22節 |
| 第17回・・2025/12 | 偉大な大祭司･神の子イエス③ 終わりの時は既に始まっている |
9章23節～28節 |
| 第18回・・2026/01 | 偉大な大祭司･神の子イエス④ あなたの心を神に献げなさい |
10章1節～18節 |
| 第19回・・2026/02 | 聖なるものへの畏怖･畏敬の勧告 | 10章19節～25節 |
| 第20回・・2026/03 | 約束の賜物を受ける条件は忍耐です | 10章26節～39節 |
| 第21回・・2026/04 | 信仰の先達として証しされた人びと① 義人アベル･エノク･ノア |
11章1節～7節 |
| 第22回・・2026/05 | 信仰の先達として証しされた人びと② 信仰の父アブラハム |
11章8節～12節 |
| 第23回・・2026/06 | 信仰の先達として証しされた人びと③ 天にある故郷を目指して歩む |
11章13節～16節 |
| 第24回・・2026/07 | 信仰の先達として証しされた人びと④ アブラハムとその族長たち |
11章17節～22節 |
| 第25回・・2026/08 | 信仰の先達として証しされた人びと⑤ 偉大なモーセとそれに続く者たち |
11章23節～40節 |
| 第26回・・2026/09 | 信仰の証人たちに囲まれて生きる(1)
信仰の証人たちに囲まれて生きる(2) |
12章1節～13節 |
| 第27回・・2026/10 | すべての人との平和、聖なる生活の追求 | 12章14節～29節 |
| 第28回・・2026/11 | 神に喜ばれる生活の実践と奉仕 | 13章1節～6節 |
| 第29回・・2026/12 | 神の言葉を伝えた人を思い起こしなさい | 13章7節～19節 |
| 第30回・・2027/01 | 永遠の契約の血による羊の大牧者 | 13章20節～21節 |
| 第31回・・2027/02 | 恵みがあなたがた一同と共にあるように | 13章22節～25節 |
| 第32回・・2027/03 | 後半のまとめ･あとがき。 イエスを見つめながら走り抜こう |
6章13節～13章25節 |